「なりたい自分」が見つからなくても大丈夫
(2015.04.21)
「なりたい自分」を目指すという考え方があります。

イチロー選手や本田選手が小学生の頃から「なりたい自分」のイメージを明確に持ちそれを実現したという話がよく引き合いにだされます。

でもほとんどの人が「なりたい自分」のイメージなんて持てないでいるのではないかと思います。

私の仕事は転職エージェントですが、残念ながら転職エージェントに以前からなりたいと思っていたわけではありません。

こういう仕事があることすら知りませんでした。

現場事務・法務・海外営業@ゼネコン → 不動産評価・案件ソーシング@不動産ファンド → 経営企画・新規事業@人事コンサル

という職歴を辿り40歳でなぜか転職エージェントとして起業しました。

以前、ライフネット生命保険の出口会長が、目標を決めてそれに向けて日々努力するという考え方はあまり好きではない、人生行き当たりばったりでよいのではないかというお話をされていました。

出口会長は、60歳で運命の出会いがあり生命保険会社を起業されましたが元々目指されていたことではありません。

もちろん「なりたい自分」が見つかった人はそれはそれで素晴らしいことでそれを目指して邁進していただきたいと思います。

しかし、「なりたい自分」を見つけられないからといって焦ったり悲観する必要は全くありません。

今、やれることを日々きちんとこなすということを心がけてさえいれば、その蓄積の延長上にいつか「これだ」と思えるものに出会える、人生とはそういうものではないかと思います。

学校を卒業して就職すると、「これが本当に自分のやりたいことなのだろうか?」という疑問が湧くかもしれませんが、まずはだまされたと思って1年頑張る、できればもう1年、そうこうしているうちに違う部門に配属。

気が付けば5年。

突然ヘッドハンターからの電話で半信半疑でまったく違う業界・職種に転職。

その後もう1、2社転職したころから、ひょっとして自分はこれがやりたいことなのかなとおぼろげなイメージが湧いてきて最終的にその道を極めるというのが大半の人の辿るべき人生なのではないかという気がします。

※代表 梅小路学の2015年4月21日付ブログより転載