2008/09/19fri.
【第8回】日本初モバイルミュージアムの誕生秘話 ~
新しい都市文化の創出
講師:
ライフネット生命保険株式会社 出口 治明 氏
 
第8回不動産金融塾は、ライフネット生命保険株式会社 代表取締役社長 出口治明(でぐち・はるあき)氏をお招きして、東京大学総長室アドバイザー時代に、日本初の試みとして実現させたモバイルミュージアム(*1)の誕生秘話を中心にお話いただきます。

非日常的なミュージアムをコンパクトなパッケージとして日常に取り込むというモバイルミュージアムの実現は、新しい都市文化の創出への価値ある一歩であると言えます。

また出口治明氏は、金融マーケットの最先端でご活躍した経験から、金融/不動産マーケットへの造詣が深く、混迷を極める日本の不動産マーケットで今何が起こっているのかについても解説していただきます。

加えて出口治明氏は、2008年5月、還暦のベンチャーとしてライフネット生命保険株式会社を起業したばかりであり、生保業界に衝撃を与えるその事業コンセプト、日系の独立系大手投資顧問・独立系PE(プライベートエクイティ)の先駆けである谷家衛(たにや・まもる)氏(あすかアセットマネジメント 代表)との出会いから起業にいたるまでの非常に興味深いお話をご披露いただきます。

*1)モバイルミュージアムとは、携帯電話のように自由に遊動することをコンセプトとした次世代型ミュージアム。東京大学総合研究博物館所蔵の学術標本をコンパクトにパッケージ化し、学校、住宅、企業、公共施設等に中長期にわたって展示するもの。第1号会場は、赤坂インターシティ1階エントランスホール。

■セミナー概略
・歴史の中における都市
・モバイル・ミュージアムとは
・UDPプロジェクト(*2)がモバイルミュージアムを生んだ
・大学とデベロッパーの役割
・巨大集中から携帯分散へ
・ストックをフローとしてハンドルする仕組み
・最近の「不動産不況」をどう読み解くか
・結び~ライフネットプロジェクト

*2)University Development Projectの略称。大学と社会を繋ぐことがその目的だが、東京大学の場合は、まず、大学から社会にアイデアや具体策を持ちかけることがその特色だった。

■講師メッセージ
私は、歴史に興味があるので、「都市」とは何か?ということを、ずっと考え続けてきました。

ル・コルビュジエの「輝く都市」とジェイン・ジェイコブスの理念を対比させ、その文脈からモバイルミュージアムを語ってみたいと思います。

また、今日の不動産不況は、大変、根の深い問題だと認識しています。

サブプライム問題を含めて、今日の我々が直面している経済上の課題と、その中における不動産の問題を摘出してみたいと思います。

最後に、還暦のベンチャーについても触れようと考えています。よろしくお願いします。

▼モバイルミュージアムの一部/赤坂インターシティ
出口 治明 氏
でぐち・はるあき
ライフネット生命保険株式会社

代表取締役社長
【略歴】
京都大学卒。日本生命保険相互会社(以下、日本生命)に入社。主として、運用企画部門に在籍。日本興業銀行産業調査部への出向などを通じて、エコノミストとしても活躍。「大機小機(日本経済新聞)」等の執筆を手がける。通商産業省(当時)の産業構造審議会の専門委員も務める。日本初の不動産転換ローン(新宿高島屋)の 基本設計を国鉄清算事業団と協力して実現させる。生命保険協会の初代財務企画専門委員長として、金融制度改革・保険業法の改正に東奔西走する。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て、日本生命を退職。大星ビル管理株式会社(日本生命の関連会社)の役員として、PFI(東大柏キャンパス)や指定管理者業務(日比谷公会堂など)を統括。

2005年、東京大学総長室アドバイザーとしてUDPプロジェクトを推進。日本初のモバイルミュージアムを実現させる。

2006年、谷家衛氏(あすかアセットマネジメント 代表)と出会い、理想の保険会社を起業しようと決意。起業準備に着手。マネックス・ビーンズ・ホールディングス、あすかDBJ投資事業有限責任組合、三井物産、新生銀行、セブン&アイ・ホールディングス(現セブン&アイ・フィナンシャル・グループ)、リクルート等多くの一流企業から賛同と出資を得る。

2008年5月、還暦のベンチャーとして、日本では74年ぶりの独立系生命保険会社、ライフネット生命保険株式会社を創業。代表取締役社長に就任。

【主な著作】
生命保険入門(岩波書店)、アンダルシアの風景(丸善)、新資源大国を創る(時事通信)、地域金融と地域づくり(ぎょうせい)など。

開催日時:
2008年9月19日(金) 19:00-20:30(終了後、懇親会を予定しています)
開催場所:
エムユーシー株式会社 ミーティングルーム(地図
定  員:
20名程度
参 加 費:
8,000円(懇親会の費用を含みます)
協  賛:
RMJ(リアルエステートマネジメントジャーナル)

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