第25回不動産金融塾は、
株式会社ラルゴ・コーポレーション 代表取締役 山本治男(やまもと・はるお)氏をお招きして、「日本の不動産の景気循環の激しさとグレーターチャイナマネーの日本投資動向」というテーマでお話いただきます。
株式会社ラルゴ・コーポレーション 代表取締役 山本治男氏は、40数年間変動する不動産マーケットの最前線でご活躍されてきた方です。不動産マーケットの景気循環の法則性を客観的に分析し、日本の不動産マーケットに今何が起きていて、今後何が起きるのかをずばり予測していただきます。
そして、今後の不動産マーケットを語る上で絶対欠かすことのできないグレーターチャイナマネーの動向について、独自の活動から得られたホットな情報・経験を基に解説していただきます。
これから始まる2011年の不動産マーケットを迎え撃つにあたって非常に重要かつ興味深いテーマと相なりました。
■セミナー概略
1.日本の不動産の景気循環の激しさについて
(1)40年強の間に不動産ブームが4回
(2)40年強の間に不動産不況が3回
(3)不動産価格の下落の予兆は必ずある
2.グレーターチャイナマネーの動向
(1)チャイナマネーの特徴
(2)グレーターチャイナ圏の不動産事情
(3)チャイナマネー 対日投資の現状
■講師メッセージ
先日(11月)、年一回香港で開催されるMIPIM(ミピム)アジアの不動産投資フェアーに出展をしてきました。
投資家の日本マーケットに対する見方は、昨年までは、出遅れ間のある日本よりも、リーマンショック後の斑点が著しい香港・シンガポール・北京・上海等等々注目が集まっていましたが、今年は、今、日本のマーケットに出ないと出遅れてしまうとの意見が多く寄せられました。
その中の一人、香港の投資家から「香港はこの30年間で不動産価格が約100倍に上昇、一方日本は四半世紀ほぼ上がっていない。日本の状況は信じられない。どうして国は手を打たないのですか?」と質問されました。
彼の言うとおり、日本の不動産価格は行政のミス・リードにより25~30年前の相場に逆戻りしています。
行政のミス・リードによって翻弄される不動産業界に40数年携わってきた体験を基に本日の資料「日本の不動産の景気循環の激しさとグレーターチャイナマネーの日本投資動向」をまとめてみました。
今後、皆様が斯業で活躍されるに当たり何らかの指針になればと思います。