今回の不動産金融塾は、「3.11」後の日本経済の行方を占う特別講演として学習院大学 経済学部 教授
岩田規久男(いわた・きくお)氏をお招きして、「東日本大震災からの復興と日本経済の行方」というテーマでお話いただきます。
岩田規久男氏はかつて、日本銀行との間で繰り広げた「マネーサプライ論争」でその名を世に知らしめ、経済論壇をリードし続けてきた日本を代表する経済学者です。
3.11の大震災は日本に深刻な傷跡を残しました。
復興計画を速やかかつ有効に計画し実行することが、日本経済の行方を握っています。
岩田規久男氏は、大震災後、『経済復興-大震災から立ち上がる』という最新刊を緊急出版し、日本経済を立て直すための処方箋を提言されました。
今回は、岩田規久男氏が提言する日本経済復興のキーポイントを解説していただきます。
そして、かつて岩田規久男氏に師事されたことのある株式会社せおん 代表取締役 越純一郎氏にモデレーターを務めていただきます。
■セミナー概略
1.被災地住民主体の街づくりと復興をきっかけとする日本経済再生
2.高橋是清財政に学び、復興財源を日銀引き受けの国債発行で調達
3.日銀に3-4%のインフレ目標の達成を義務付ける
4.名目成長率を4%まで引き上げれば、株価・地価が上昇し、円安になり、内需と外需がともに拡大し、増税なき財政再建が可能に
■講師メッセージ
復興をきっかけにデフレ・超円高から脱却して日本経済を再生し、財政再建を確実にするための財政金融政策と被災地の街づくり再生のあり方を提案したい。
▼2011年5月に緊急出版した最新刊『経済復興-大震災から立ち上がる』