第57回不動産金融塾は、
株式会社ニッセイ基礎研究所 金融研究部 不動産市場調査室長 竹内一雅 氏をお招きして「不動産市場は成熟期にあるのか?~不動産市場の全体動向と注目のトピック」というテーマでお話いただきます。
竹内一雅氏は、第一線で活躍されている有名アナリストで、切れ味するどいレポートには定評があります。
今回は、一見成熟期を迎えているようにも見える不動産市場の全体動向を俯瞰し分析していただきます。
また独自に調査研究を進められている「民泊」についても現状の分析と今後の課題・展望についてお話をしていただきます。
加えて、不動産鑑定評価書のキャップレートの変遷から時代背景を読み解くという独自の調査研究結果もご披露いただきます。
■セミナー概略
1.不動産市場の全体像と当面の見通し
2.人口変化による不動産市場への影響
3.民泊を巡る動きと課題
4.不動産鑑定利回りの要因分析から読み解く時代背景
■講師メッセージ
過去数年間、低金利(マイナス金利)・円安等から国内不動産投資は活況が続き、利回りは大きく低下しています。
賃貸市場でも、オフィス空室率の低下が続くなど、収益の向上が見られます。
その一方で、年間40万人を上回る人口減少が予測され、中長期に不動産の成長戦略を描くのが難しい状況にあるのではないでしょうか。
ここでは、不動産市場の全体像の把握とともに、最近のトピックとして、ホテル市場の好調と民泊の現状・課題をとりあげ、独自に取り組んできた不動産鑑定利回りの経年分析の結果などをお伝えしようと思います。